当院で可能な主な検査
上部消化管内視鏡検査
消化管の検査には、バリウムを用いるX線検査と内視鏡を用いる検査がありますが、最近は内視鏡検査の方がメリットが多く主流です。
そのメリットは、
1.粘膜面の微細な色調の変化や凹凸が観察でき、早期ガンの発見に有効です。X線検査は凹凸を判断することはできますが、色調の変化はわかりません。
2.内視鏡検査は病変の一部をその場で採取(生検)し、良・悪性を判定することができます。X線検査はできません。
3.内視鏡検査はX線検査の被爆がありません。妊娠している方にも検査可能です。
4.飲んだバリウムで胃部不快感が出現したり、便秘になったりしません。
また、当院では経鼻的胃内視鏡も導入しています。
内視鏡検査で辛い思いをされ、二度としたくないと思われている方や、その経験を聞き躊躇されている方はご相談ください。
大腸内視鏡検査
最近、大腸癌は増加傾向です。便に血が混ざる、便が細くなったなどの症状が有る方は一度大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。
当院では最新の内視鏡システムを導入しております。検査の苦痛を和らげるため、通常のスコープより細くて柔らかいスコープを使用しております。
当院では経鼻的胃内視鏡を導入しています。
ご希望により適宜鎮痛剤の仕様も可能です。ご相談ください。
超音波検査
- 【腹部エコー検査】
- 腹部超音波検査では、肝臓・胆のう・胆管・膵臓・腎臓・脾臓などの実質臓器の病気の診断を行います。
- 【心エコー検査】
- 心臓の動きや弁の動きを観る検査です。心不全、心筋梗塞、大動脈弁閉鎖不全、僧帽弁閉鎖不全などの診断が可能です。
- 【頸部血管エコー検査】
- 頸部動脈の病変を超音波で観察する検査です。脳血管障害や全身の動脈硬化を推定できます。動脈硬化の状態を目で見ることができ、また、脳に飛んで脳梗塞を起こすかもしれない塊(プラーク)を見つけることもできます。
- 【下肢血管エコー検査】
- 頸部血管エコー検査と同様に全身の動脈硬化を推定することが可能です。また、歩いていると下肢が痛くなったり、怠くなるなどの症状がある場合、下肢の動脈が狭くなっている可能性があります。このような症状があるかたは、この検査を受けられることをお勧めします。
心電図
心電図は1903年にオランダの生理学者ウィレム・アイントホーフェンによって検流計で測定されました。
彼はこの業績によって1924年、ノーベル生理学・医学賞を授与されています。
相互運用性を進めるにあたりMFERを用いて継続的な心電図波形利用および医療施設間情報連携の実現に向けて国際標準規格(ISO)への標準化作業も進めています。
心電図の特徴として、心電図は最も基本的な臨床検査の一つです。
通常の心電図は身体に害を及ぼさない心機能検査の一つであり、安全・簡便・迅速に記録可能であり、心房負荷、心室肥大、心筋虚血、心筋梗塞、電導障害、不整脈、さらには血清電解質の異常など、臨床的に重要な情報が、単純で明確な画像として記録されます。胸痛を訴える患者様に対してまず行われる検査は、心電図なのです。
ホルター心電図
血圧脈派検査
単純レントゲン検査
当院では健康への影響を最小限にするために、デジタルレントゲンを導入いたしました。
デジタルレントゲンの最大のメリットは、少ない被爆線量で鮮明な画像が安定して得られることです。
しかも現像の手間が必要ないので、画像はほぼ瞬時に表示されます。過去の画像もすぐに表示でき、比較できます。
デジタル撮影のためフィルム不要、現像液不要で、環境にもやさしい装置です。